自然あふれる里山で田植え体験
2023年6月4日(日)
6月4日、大阪府枚方市穂谷で本校元副校長の浅野淺春先生をはじめとした「NPO法人テクネー&ポイエーシス 穂谷里山の会」の田植えにご招待いただきました。穂谷里山の会では、穂谷の棚田、棚畑が広がる日本の原風景を耕作放棄地などの問題から自らの手で守り、美しい里山を維持していくことをメインに活動されています。メンバーのほとんどが、附属天王寺を卒業された方たちです。
田植え当日は雨の心配もされましたが、無事開催することができました。そこに行くまでの道中はとても大変でしたが、いざ現地へ到着するとのどかな自然に囲まれ、都会の真ん中にある学校に通う我々にとって新鮮なものでした。浅野先生から穂谷の説明を受け、豊穣を祈願しての「水口祭」をし、「夏は来ぬ」の合唱を行い、いざ水田に足を踏み入れます。準備されている早苗を2、3本取り約25cm間隔で植えていきます。一応直線に植えなければならないのですが、中々難しく、慣れるまで時間がかかりました。
今年は参加者の人数が例年より多かったそうなので午前中にすべて植え終わりました。附属天王寺の卒業生の方たちの興味深い話を聞きながらの貴重な体験でしたのでとても楽しかったですし、短く感じました。余った時間は棚田の周りの里山を歩き回ったりして自然あふれる里山を満喫しました。特に最後にきれいなせせらぎで足を洗ったのはとても気持ちがよかったです。
このような体験は、自然が“この環境”を創ったということ、そして人間がそれを畏怖し、感謝することを実感、経験する良い機会になりました。改めて浅野先生に感謝を申し上げます。また、これからもこのような機会にぜひ参加させていただきたい、そして、多くの方に体験してしただきたいなと思います。(文:参加生徒代表)